前回に続き高断熱住宅（住宅の高性能化）を推進するのはなぜ・・・<br />について考えます。<br /><br /><br />前回はＥＢ（エナジーべネフィット）とＮＥＢ（ノンエナジーベネフィット）ついて<br />お話しいたしましたが、これからの住環境を考えるうえでＮＥＢ（ノンエナジ<br />ーベネフィット）の部分が非常に大事なことであることは確かです。<br /><br />我が国では、主に省エネルギーと言う側面からの住宅の高性能化ですが<br />、欧米では、住環境が人体に与える影響についての考えから高性能で省<br />エネルギー性能に優れている住宅は、人を自然環境から守り特に気候が<br />関係する病気や成人病の発症に対する予防効果のあることが明らかにな<br />っております。<br /><br />ＷＨＯ（世界保健機構）からも住宅の温熱環境が健康を守るという側面<br />からＮＥＢ（ノンエナジーベネフィット）で温熱環境の快適な室内環境の<br />確保が重要だとの報告もされています。<br /><br />住宅の高断熱化が遅れていた我が国でも、結露やヒートショックなどに<br />よる健康への悪影響が広く知られるようになり、快適な居住環境で健康<br />な暮らしを目指すための研究も進められています。<br /><br /><br />住宅が原因となる疾病を防ぐためにも住宅の高性能化が是非とも必要で<br />すね。<br /><br />