2014年7月5日
屋根の話その5
今回も屋根瓦のお話です。<br /><br />前回もお話しいたしましたが瓦には、釉薬瓦と無釉瓦がございます。<br /><br />では、それぞれの特徴をお話ししていきましょう。<br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/a.png” border=”0″><br /><br /><br />釉薬瓦は、プレス成形した瓦形の素地に釉薬をかけて、窯の中に入れ<br />て高温で焼き上げた陶器瓦です。<br /><br />高温で焼かれ釉薬がガラス質になっているため水が浸透せず、長期間<br />に渡って美しい状態を保ちメンテナンスもあまり必要としません。<br />釉薬を使うことから、色も豊富に選択できます。<br /><br />形もS型・平板・和型等いろいろと用意されており家のデザインに<br />合わせて使い分けられます。<br /><br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/b.jpg” border=”0″><br /><br /><br /><br />無釉瓦には、(いぶし瓦)(素焼き瓦)があります。釉薬を使わないの<br />で陶器の素地の色合いが産地によって異なります。<br /><br />いぶし瓦は、釉薬をかけずに焼き松材や松葉で黒色にいぶして造る<br />瓦全体が渋い銀色をした瓦です。釉薬瓦に比べて耐久性は落ちますが<br />デザイン的に和風の建物に適しており日本建築のお城や寺社、純和風<br />住宅に多く使われております。<br /><br />素焼き瓦は、冬期の自然の風合いを活かした瓦で、酸化炎焼成の赤色<br />のため赤瓦とも呼ばれています。色合いもナチュラルで、洋風建築に<br />よくマッチします。スペイン瓦が代表てきですね。<br />””
- 社員ブログ