2014年3月15日
換気の話7(燃焼機器による室内空気汚染2)
前回に続き住環境を汚染する物質やその汚染防止方法ついて<br />考えてみましょう。<br /><br />今回は、一酸化炭素の危険性についてです。<br /><br />燃焼中の部屋で酸素が欠乏してくると今度は不完全燃焼が始まり<br />一酸化炭素中毒を起こしてしまう危険性があります。そのメカニズム<br />は、一酸化炭素とヘモグロラビンの性質にあります。<br /><br />血液中のヘモグロビンは、体内に酸素を運ぶ役割をします。<br />ヘモグロビンは、肺に吸入した空気中の酸素と結びついて酸素を体内<br />に運びますが、一酸化炭素は酸素よりも約250倍ものヘモグロビン<br />と結びつく力があります。<br /><br />一酸化炭素が恐ろしいのは、酸素が充分ににあっても一酸化炭素が発生<br />すると血液中のヘモグロビンが酸素よりも一酸化炭素と先に結び付いて<br />しまい、充分に酸素があっても一酸化炭素中毒を引き起こしてしまう<br />ことです。<br /><br />一酸化炭素中毒になるといくら呼吸しても酸素が体内に運ばれなくなり<br />ますから、まず最も酸素を必要とする脳がダメージを受けて意識が混濁<br />し倒れ、そのままにしておくと窒息死と同じように死に至ります。<br /><br />下記の表がその経過です。<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/20140301184025.jpg” border=”0″><br /><br />””
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