2013年10月20日
繊維系断熱材、グラスウールの使い方
グラスウールは、ヨーロッパや北欧で多く使用されています。<br /><br />ヨーロッパでは、日本のように高温多湿ではなく、寒冷な乾燥した気候が特徴ですから、<br />グラスウールを施工してもあまり問題が起きないのだそうです。<br /><br />むしろ無暖房住宅などの断熱材を大量に使用する工法には、価格的に安いグラスウール<br />が適しており断熱性能と共に防音性能などもあり様々利点があります。<br /><br />我が国の場合には、梅雨や夏の熱帯雨林並みの湿気で、グラスウールの採用には細心の<br />注意が必要なのは、以前にもお話したとおりです。<br /><br />我が国にグラスウールが導入された当初は、暖房の石油ストーブで燃焼した以上の水分を<br />室内にまき散らしていましたし、防水シート等の施工も行われていませんでした。<br /><br />また開口部も一重ガラスのアルミサッシでしたので最悪の条件でグラスウールが導入され<br />ました。そのために新築3年後に、床が抜けおちるなどの被害でました。<br /><br />その後グラスウールの性質や施工法も開発され、ヨーロッパから蓄熱式暖房機の導入や<br />オール電化など結露の発生を大幅に防ぐことができ、グラスウールの施工法も確立されて、<br />住宅を腐らせるようなことは少なくなっています。<br /><br />前にもお話しましたが施工法さえ間違えなければグラスウールにも防音性能など様々な<br />利点はあるのです・・・・・<br />
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