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断熱の話

今回は、「断熱性能とは」についてです。<br /><br />断熱について解説書から北極のイグルー(氷の小屋)例にしたお話をご紹介<br />します。<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/20130525185017.jpg” border=”0″ width=”350″ height=”250″><br /><br /><br />断熱材と断熱性能<br /><br /> 断熱性能とは、どの様な現象の応用なのか。<br /><br />「簡単に言えば、断熱とは、熱の移動を防いで外気の影響を遮断することです。<br />かなり極端な例で説明しますと、冷たい氷でも断熱材の役を担うことが出来ます。<br />北極に住むイヌイットの人々は、厳寒の北極でイグルーという氷の小屋を造って<br />狩りを行います。降り積もる雪や氷は、基本的に0℃以下にはなりません。雪や<br />氷で熱の移動を防ぐことで、雪や氷を断熱材として使用することも可能に<br />なります。<br /> イヌイットの雪と氷の狩りの家は、高断熱・高気密・計画換気の原理を理解<br />しやすい住宅と言えます。高断熱・高気密の雪と氷の家「イグルー」があるから<br />こそ、イヌイットの人々は、マイナス50℃近くにもなる氷原の上でも、狩り<br />を続けて生きていけるのです。換気の問題にしても、いくら大きな穴をあけても<br />無風状態では、空気が動かないので充分な換気は行われませし、極寒の中では、<br />窓を造って換気することも、ままならないのです。イグルーの頭頂部の排気の<br />ための小さな穴をあけて、アザラシの脂をロウソクのように灯して気流を<br />つくれば、小さな穴でも充分な換気が可能になります。雪と氷の断熱・気密性<br />を利用して冷たい外気の侵入を拒み、平均36℃という何人かの人間の体温で、<br />内外の温度差を計画的に作れば、生きるには充分な温度がえられます。イグルー<br />は北極で生き続けるための究極の知恵だと思います。」<br /><br />冷たい雪や氷も断熱材の役割をするんですね。<br /><br />ここでも断熱だけでなく気密大事なのが分かりますね。<br />””