2010年10月2日
断熱性能が低いと入浴中の急死事故を招く・・・
今回は、建築雑誌の記事の紹介です。<br /><br />『住宅の断熱性能が低いと、入浴中の急死事故を招く要因になる・・・』<br /><br />この事は以前より言われてきたことですが、あらためて記事が掲載されていたの<br />ご紹介させていただきます。<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/scan-28.jpg” border=”0″><br /><br /><br />【上のグラフは、住宅の断熱性能と、入浴中の水死発生率の関係を示したもので<br />日本老年医学会で発表されたものです。<br />一般に、冬季に起こる浴室内での不慮の事故は、脱衣所と浴室との気温差<br />が影響すると言われており浴室が寒いと体にストレスがかかるので高齢者の<br />場合、この状態で湯船につかり緊張が解かれると血圧の急激な低下を招き、意識<br />喪失や不整脈などを起こしやすく浴槽内でおぼれれば最悪死にいたる。<br />そこで、浴室が寒くなる要因として住宅の断熱性能に着目し断熱性能の低さと<br />入浴中の水死発生率との関連性があるかを、1998年時点でのデータを基に分析<br />し旧省エネルギー基準(1980年告示)以前に完成した住宅の戸数が多い地域ほど<br />水死率が高いことが明らかになっている。】と言う内容でした。<br /><br />記事の中ではこうした事故を防止する為、浴室の断熱リフォームなど温熱環境の<br />改善するのも効果的と謳われていました。<br /><br />この内容を見るとあらためて住宅のおける温熱環境の改善が急務であることを感じます。<br /><br />特に当地域では浴室脱衣室だけでなく住宅全体の改善が必要なのでしょう。<br /><br />また古い住宅は、温熱性能だけでなく耐震のことも考えなくてはなりませんね。<br />””
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