2010年9月25日
基礎まわりの点検と補修
基礎まわりの点検と補修<br /><br />●起こり得る不具合<br /> 蟻道、換気不良、不同沈下、割れ<br /><br />●点検のチェックポイント<br /> ・基礎コンクリートに蟻道や割れがないことを目視で確認<br /> 蟻道:白蟻は光や熱にさらされるのを苦手とするので、地下から侵食する<br /> 木材をめざして登っていく時に、土と木材の排泄物と自分の分泌物<br /> を使ってトンネルをつくり、トンネルの中を通る習性があります。<br /> そのトンネルを蟻道と言います。<br /> コンクリートの割れは、年数が経過するのに比例して徐々に進行していき<br /> ます。<br /> 5年~6年ごとに点検し、写真に残すなどして前回の点検時と比較してみ<br /> ましょう。<br /> その結果、進行している場合、新たに異常な箇所があった場合は専門の業<br /> 者に詳しく点検してもらいましょう。<br /> ・建物全体を目視して、傾きの有無を確認<br /> 地盤に不同沈下が生じると、建物が傾いてしまいます。<br /> 不同沈下:不同沈下とは地盤が不揃いに沈下を起こすことです。<br /> 不同沈下は建物に大きなダメージを与えます。<br /> 建物が傾いて沈み、建物の構造を支える部材が平行四辺形や台<br /> 形に歪み、一ヶ所に荷重が集中して、無理が集中してしまい、<br /> 建物の耐久性に大きなダメージを与えます。<br /> また、建物の傾きにより、窓から雨が吹き込む、ドアやサッシ<br /> の鍵が掛けられなくなる、機密性が失われてエアコンの効きが<br /> 悪くなるなどの様々な生活上の支障につながってしまうので、<br /> とても大変な問題です。<br />
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