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木部の点検・補修

木部の点検・補修<br /><br />●起こり得る不具合<br /> 蟻害、破損。腐朽、床の反り・沈み<br /><br />●点検のチェックポイント<br /> ・蟻道の有無を目視で確認<br />  (白蟻は光や熱にさらされるのを苦手とするので、地下から侵食する木材<br />  をめざして登っていく時に、土と木材と排出物と自分の分泌物を使って<br />  トンネルをつくり、トンネルの中を通る習性があります、そのトンネル<br />  状の道を蟻道と言います)<br /> ・木部塗装の色あせ・色落ち・剥がれ・汚れの有無を目視で確認<br />  (オイルステンは木材にしみ込む性質があり、皮膜が弱いため、日光や雨<br />  の当る場所では色あせ・色落ちが早く起こります。オイルペイントなど<br />  のように表面に皮膜を形成するものは、剥がれ、汚れが目立つようにな<br />  ります。2年~3年ごとに点検しましょう)<br /> ・腐食している箇所を目視で確認<br />  (雨水や湿気を受けるので腐りやすい部分です。よく確認しましょう)<br /> ・床の反り、沈み、隙間を歩いて確認<br />  (乾燥収縮により木が反り、隙間や釘の浮きが生じることがあります。ま<br />  たそれにより、床が反ったり沈んだりすることがあります。浮いた釘は<br />  点検の際に打ち込めば問題ありませんが、反りによって生じた隙間が大<br />  きいと、内部に雨水が浸入して、木を腐らせ、床の破損につながるおそ<br />  れもありとても危険です。こまめな点検と早めの補修を心掛けましょう)<br /> ・割れを目視で確認<br /><br />●自分でできる補修方法<br /> ・塗り替え<br /> (手の届く身近な場所は、3~5年ごとに表面にひび割れが出る前に塗り<br />  替えましょう)<br /> �面の汚れをよく落す。<br /> �市販の塗料に添付されている取扱説明書の塗り方に従い作業する。<br /><br />●取替えや危険な箇所の再塗装<br /> ・木材が腐朽すると、菌によって分解された成分の中に白蟻を誘引する物質<br />  が発生します。<br />  放っておくと破損が広がり、床の沈みなどを招くおそれもありますので、<br />  1~2年ごとに専門の業者に点検してもらい、塗り替え以外の補修は専門<br />  家にまかせましょう。<br />