2010年9月15日
木部の点検・補修
木部の点検・補修<br /><br />●起こり得る不具合<br /> 蟻害、破損。腐朽、床の反り・沈み<br /><br />●点検のチェックポイント<br /> ・蟻道の有無を目視で確認<br /> (白蟻は光や熱にさらされるのを苦手とするので、地下から侵食する木材<br /> をめざして登っていく時に、土と木材と排出物と自分の分泌物を使って<br /> トンネルをつくり、トンネルの中を通る習性があります、そのトンネル<br /> 状の道を蟻道と言います)<br /> ・木部塗装の色あせ・色落ち・剥がれ・汚れの有無を目視で確認<br /> (オイルステンは木材にしみ込む性質があり、皮膜が弱いため、日光や雨<br /> の当る場所では色あせ・色落ちが早く起こります。オイルペイントなど<br /> のように表面に皮膜を形成するものは、剥がれ、汚れが目立つようにな<br /> ります。2年~3年ごとに点検しましょう)<br /> ・腐食している箇所を目視で確認<br /> (雨水や湿気を受けるので腐りやすい部分です。よく確認しましょう)<br /> ・床の反り、沈み、隙間を歩いて確認<br /> (乾燥収縮により木が反り、隙間や釘の浮きが生じることがあります。ま<br /> たそれにより、床が反ったり沈んだりすることがあります。浮いた釘は<br /> 点検の際に打ち込めば問題ありませんが、反りによって生じた隙間が大<br /> きいと、内部に雨水が浸入して、木を腐らせ、床の破損につながるおそ<br /> れもありとても危険です。こまめな点検と早めの補修を心掛けましょう)<br /> ・割れを目視で確認<br /><br />●自分でできる補修方法<br /> ・塗り替え<br /> (手の届く身近な場所は、3~5年ごとに表面にひび割れが出る前に塗り<br /> 替えましょう)<br /> �面の汚れをよく落す。<br /> �市販の塗料に添付されている取扱説明書の塗り方に従い作業する。<br /><br />●取替えや危険な箇所の再塗装<br /> ・木材が腐朽すると、菌によって分解された成分の中に白蟻を誘引する物質<br /> が発生します。<br /> 放っておくと破損が広がり、床の沈みなどを招くおそれもありますので、<br /> 1~2年ごとに専門の業者に点検してもらい、塗り替え以外の補修は専門<br /> 家にまかせましょう。<br />
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