2010年8月21日
雨どいの点検・補修
雨どいの点検・補修<br /><br />●起こり得る不具合<br /> つまり、はずれ、ひび<br /><br />●点検のチェックポイント<br /> 雨の日に雨水の流れる様子とあわせて点検しましょう。<br /><br /> ・集水器や軒どいに、落ち葉やボールがつまっているかを目視で確認。<br /> ・雨どい金具が外れているかどうかを目視で確認。<br /> ・軒どいがゆがんだり、曲がったりしているかどうかを目視で確認。<br /> ・継目が外れたり、割れたりしているかどうかを目視で確認。<br /> ・外れたり割れたりしているかどうかを目視で確認。<br /><br />●自分でできる補修方法<br /><br /> ○詰まり<br /> 雨どいは一箇所がつまるとあふれた雨水が滝のように流れ、外壁をぬら<br /> したり、泥をはねかえしたりして、建物を汚損します。<br /> 雨どいに溜まったゴミ、落ち葉、ほこりなどは、日常気がついた時に取<br /> り除くようにして詰まらないようにすると共に、年2~3回定期的に掃<br /> 除しましょう。<br /> また、台風の前後にも掃除しましょう。<br /> 掃除の際にはじょうご(集水器)のゴミ、泥を取り除き、軒どいの泥は<br /> 以下の要領で洗い流しましょう。<br /><br /> �一方の端からもう一方の端まで、竹ベラ等でこびりついた泥を落しま<br /> す。<br /> �小さなチリぼうきで、泥をはき集めて捨てます。<br /> �掃除が終わったら、水を流します。<br /><br /> 注意すること<br /> 強い風雨や積雪のために集水器とといが変形、あるいは外れたり、年数<br /> がたつとともに、とい受け金物がゆるんだり、さびを伴うことがありま<br /> すので注意しましょう<br /><br /> ※転落に注意<br /> 危険が伴う雨どいとその周辺の作業は、ヘルメットを着用し、転落事故な<br /> どに注意してください。<br /> ハシゴを使う時には、先端には厚い布などを巻きつけ、壁や破風、屋根を<br /> 傷つけないようにしてください。<br /> また、安全にハシゴに昇るために、必ず下で誰かにハシゴを押さえてもら<br /> いましょう。<br /><br /> ○はずれ・割れ<br /> 雨どいの軽微なはずれは、市販の雨どい補修テープや雨どい専用接着剤<br /> で補修します。<br /> 軒どいがはずれたら、雨どい用接着剤でつなぎます。<br /> 軒どいをとい受け金具の上に乗せてから「パッチン継ぎ手」で接続部分<br /> に雨どい用接着剤を均一に塗り、しっかりと接着します。<br /> この時接着面の汚れは、しっかりと拭き取っておきます。<br /> 縦どいのヒビ割れには雨どい用の補修テープもしくは防水テープを使い<br /> ます。<br /> 接着面の汚れを取ってからテープを巻いていきます。<br /><br /> ○金具の異常<br /> 年数が経つとともに、とい受け金具が緩んだり外れたりすることがあり<br /> ます。<br /> 板張り壁など木部では、木工用パテを穴に詰め金具を固定します。<br /> 新しい金具と交換する時は、古い金具を取り、木工用パテなどで穴を埋<br /> め、別の位置にキリで穴をあけて新しい金具を取り付けます。<br /> <br /> 軽微なもの以外の補修<br /> はずれ・ヒビなどで軽微なもの以上の補修(雨どいの勾配の補修など)は<br /> 専門の業者に依頼しましょう。<br /> その他、作業の中でご自分では危険が伴うものについては、専門の業者に<br /> 依頼してください。<br />
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