2010年6月5日
より 長い性能維持のために
以前は、弊社の外断熱の現場もだいぶ珍しかったのですが、<br />今では、外断熱工法を取り入れるハウスメーカーや地域のビルダーも<br />増えており、かなり普及してまいりました。<br /><br />弊社では、従前より取り組んでいる外断熱工法の長期にわたる性能の維持の為<br />施工の面でも様々なこだわりを持って取り組んでおります。<br /><br />今回は、弊社のこだわりの一部をお話します。<br /><br />外断熱工法の壁の外皮廻りは、当然ながら断熱材を構造躯体の外側に貼り付け<br />気密テープ等により気密処理を行います。<br />(構造用合板などの耐力パネルを使用する際はパネル自体を気密材とし<br />気密テープ等により処理を行う工法もあります。この場合は、<br />断熱材の内側が気密層になります。)<br /><br />断熱材が、押出法ポリスチレンフォームの様な発泡プラスチック系のものであれば<br />それ自体が防水性能を持っている為、気密防水テープ等でしっかり連続性を<br />持たせれば外壁の内側(通気層)に透湿防水シートの施工を行わなくても外壁面の<br />防水性は確保されます。<br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/100515_133317.jpg” border=”0″><br /> *上記の写真は県外の建築現場で弊社の物件ではありません。<br /><br />(現在では、住宅瑕疵担保責任保険においても外張断熱協会の働きがけにより、<br />ある一定の施工基準を満たせば透湿防水シートの施工が無くても適合になります。)<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/Y.jpg” border=”0″><br /><br /><br />しかし、屋根の取り合い等の部分において防水テープのみの処理に頼る形になる<br />ため様々な自然条件下においてより長くその性能を維持することを考えた時<br />弊社としては、テープの性能に頼るだけでなく透湿防水シートを施工し雨水が浸入して<br />も高いところから低いところへと言った水の流れに則した対応で外部に排出される<br />仕様にしております。<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/yane.jpg” border=”0″><br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/Y-2.jpg” border=”0″><br /><br /><br />しかしながら外断熱工法の場合、透湿防水シートを留め付けることがなかなか面倒です。<br />その理由は、シートを留め付けるタッカーの針(ポッチキスの針の様な物)が、<br />断熱ボードに効かないため、しっかり施工するにはそれなりの工夫が必要だからです。<br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/G.jpg” border=”0″><br /><br /><br />弊社では、試行錯誤して防水テープと通気胴縁を組み合わせてシートを押さえ込む様な<br />工夫を行いシートの連続性を確保しその防水効果のより長い持続性を図っています。<br /><br />その他にも長い経験を生かし様々なこだわりで長期に渡る性能の維持に努めています。<br />””
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