ブランド材
木の家に住むということ
私たちが扱う木材は 、「産地」だけでなく「加工法」と「基準」にもこだわり、ご家族の将来の暮らしまで支えていきます。材木は生きものと同じです。だから、一本一本の性質も異なります。均質で完全無欠の木はありません。先人たちは、ゆっくり時間をかけて木を乾燥し、職人の技術と知恵で欠点を補うことで、木を活かしてきました。 お客様にも木という自然素材を十分に理解していただける様、私たちは木の家を建てる工務店として、丁寧に木材の長所も短所もお伝えしています。
ブランド材ができるまで
大東住宅の木の家に使う構造材・木材には日本のブランド材を使用しています。国内の林業家・製材所と提携して作っています。大東住宅で建てる住宅に使われる木材は、伐採・製材・天然乾燥・プレカットまでを一貫工程で行っています。山から家づくりへ直接供給される仕組みを作っています。何十年とかけて育てられた木々を山で伐採し製材、長い時間をかけて天然乾燥を施した木材。その1本1本をグレーディングマシン(強度測定)にかけて品質を測定します。私たちの家づくりは、数値で証明された確かな品質の木材を構造材に使っています。
時間をかけた天然乾燥の檜の香り
木の精度は「乾燥」で決まります。木は生きた素材だけに、 家が建った後も環境に応じて乾燥収縮します。 収縮が激しければ狂いや反りが生じるため、木材はしっかりと乾燥させることが大切です。 乾燥は、含水率(木に含まれる水分量)をある一定値まで全体にムラなく下げることが目的です。乾燥は家の強度を保つだけでなく、腐朽菌等の活動を防止する役割が家の強度を保っているのです。木材の乾燥には天然乾燥法を用いています。木に与えるストレスが少ないので、時間と共に木が備えている色艶が表われてきます。
point 01
香りにつつまれる家
大東住宅の木の家は、森林浴をしているような空間です。木の香りに包まれる自然素材の家になります。
point 02
木の色艶を引き出す
人工乾燥では作れない、木が本来持っている油分を飛ばさない天然乾燥。美しい色つやを引き出します。
point 03
しなやかさと粘り強さ
より湿気に強くしなやかな木となります。反りやねじれ、狂いの少ない木材に仕上がります。
木の調湿効果とは
無垢の木は工業製品のように均質ではありませんが、温度も湿度も調節してくれるし、有害物質の発生も少なく、身体に害がない素材です。手入れをすれば味わいも増してくるし、寿命も長くなります。調湿効果は結露のない快適で健康な住環境をつくります。結露はカビの繁殖やダニの発生を促し、骨組みの木材を腐らせる原因ともなります。カビは空気中に飛散し、喘息やアレルギーの原因となります。結露のない家づくりで、人にも、家にも優しい住まいを作ります。
ブランド材の品質基準
大東住宅では独自の品質基準をつくり、お客様の住まいには品質に拘り抜いた木材を使っています。天然乾燥では、品質の数値化を徹底しています。私たちが定めた品質基準は、ヤング係数(ヒノキ基準E>90、スギ基準E>70)、含水率(SD<20%)。この厳しい基準値をクリアした"ブランド材"は、林業家・製材業・プレカット工場・工務店によってつくられている技術の結晶です。
point 01
天然乾燥
香りが高く、美しく、高耐久な木材になります。
point 02
四面背割れ
伸縮が均等に分散され狂いや反りを抑える効果があります。
point 03
グレーディング
含水率SD20%、ヤング係数ヒノキE(硬度)>90、スギはE>70のように数値化。