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二酸化炭素の濃度で空気の新鮮さがわかる!

計測器を使い、我が家のリビングと寝室の二酸化炭素濃度を計測してみましたので報告させていただきます。

室内の空気に占める割合は、酸素が約21%で窒素が78%を占めており、二酸化炭素は、僅か約0.5%ほどの容量比でしかありませんが、その濃度は、建築物衛生法施行令で1,000ppm以下で管理することと定められています。

当然ではありますが、室内をこうした新鮮な状態に保つには、換気計画が非常に重要となってきます。

これは、単に二酸化炭素のみならず、アトピーや化学物質過敏症の発症原因となる、ハウスダストや室内に停滞する有害物質を排除することにもつながるのです。

通常、おおむね1人当たり30m3/h以上の換気量が必要となりますが、室内の二酸化炭素の濃度を計測することで、換気が計画どうりに機能しているか、大体わかるのです。

※ 一応、計画換気では、概ね2時間に1回、室内の空気が入れ替わることになっています。

ちなみに、ソーラーサーキットの我が家では、夜10時時点でのダイニングの二酸化炭素濃度は、593PPMで、11時時点での寝室は571PPMとすこぶる良好な数値で、しっかり換気がなされている事がわかります。

換気が計画どうりに機能するには、高気密・高断熱住宅の要となるC値(相当隙間面積)が重要なポイントで、最低でも1.0の数値が必要とされており、気密性能が不十分だと、室内と屋外の温度差が少ない春から秋の時期は換気性能が十分に発揮されません。

逆に冬期間や風の強い日は、家の隙間によって、換気過多となり、寒さを感じることで暖房費も増加するのです。

あくまで、個人的な意見ですが、現在建てられている新築住宅でも、換気が正常に働くC値1.0以下という気密レベルの高い住宅は、せいぜい3%位ではないかと思います。

新築される際は、依頼先にC値の確認とキチンと施工されているか気密検査を実施することが、非常に大事です。

くれぐれも名ばかりの高気密・高断熱住宅にはご注意ください。

詳しくはこちらをお読みください。

また、換気は窓開け換気で十分とお考えの方はこちらもお読みになってみて下さい。

この画像は、朝6時の起床時の計測器です。就寝中に私夫婦の呼吸によって、711PPMに、二酸化炭素濃度が上昇しておりました。まだ許容レベルの範疇ではありますが、換気による屋外に排出される量よりも、呼吸によって室内に排出される量の方が上回っているということです。

ちなみに、呼吸量は体重に比例するので、メタボの方は、必然的に二酸化炭素の排出量も多くなります~(笑)

普段はモデルハウスに設置してありますので、ご興味のある方は、レンタルいたしますのでお申し付け下さい。